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運行管理者補助者について

運送事業者は、営業所ごとに一定数の運行管理者を選任しなければなりません。

運行管理者補助者とは

運行管理者補助者とは、運行管理者を補助する者のことです。

運行管理者が休日なく勤務することは、現実的にはできません。運送事業者は、運行管理者が不在の時に営業所の運行管理を徹底するため、運行管理者の業務を補助する者として運行管理者補助者を選任することができます。

運行管理者補助者は、運行管理者の補助として業務に支障が生じない場合に限り、同一事業者の他の営業所を兼務することができます。

運行管理補助者になる条件

運行管理補助者として選任されるには、次のいずれかの条件を満たしていることが必要です。

  • 運行管理者基礎講習を修了していること
    運行管理者基礎講習は、自動車事故対策機構(NASVA)などで受けることができます。
  • 運行管理者資格者証の交付を受けていること

運行管理補助者ができる業務

運行管理補助者は運行管理者の指示のもと、次の業務を行なうことができます。

  • 点呼に関する業務
    点呼の実施回数の3分の1以上は運行管理者が実施しなければなりません。
    運行管理補助者が行なうことができるのは、点呼実施回数の3分の2未満に限られます。
  • 運行指示書に関わる資料作成や運転者への伝達行為

運行管理補助者が運行管理者の補助として行なう業務は、運行管理者の指導および監督のもと行なわれるものです。

運行管理補助者が行なう業務に以下のようなおそれがある場合には、直ちに運行管理者に報告しなければなりません。そして、運行の可否の決定等について指示を受け、その結果に基づいてそれぞれの運転者に対し指示をしなければなりません。

  • 運転者が酒気を帯びている
  • 疾病、疲労その他の理由により安全な運転をすることができない
  • 無免許運転、大型自動車等無資格運転
  • 過積載運行
  • 最高速度違反行為

運行管理補助者を選任するには

運行管理補助者を選任する場合には、運行管理補助者の職務や選任方法等について、運行管理規程に明記しておく必要があります。

運行管理補助者を選任した場合、貸切バスは運輸支局への届出が必要です。

運行管理業務に役立つ書籍の紹介

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