Microsoft Officeが最大37%オフ!パソコンと同時購入で【日本HP】

PR

自動車運送業の運転者の運転時間の管理について

自動車運送業の運転者は過労運転となりやすい

労働者の労働条件は、基本的には「労働基準法」で定められています。

自動車運送業の運転者は、他の労働者とは異なる労働条件の下で働いています。過労運転となりやすい傾向にあると言えます。

事業の種類よっても労働条件は異なります。観光バスの運転手は観光シーズンに、タクシーの運転手は深夜になって他の交通機関の運行が終了してからが忙しくなります。トラックの運転手は荷積みと長距離の乗務といった具合です。

自動車運転者の過労乗務を防ぐ

自動車運送事業者は、就業規則や労使協定などで労働条件(勤務時間、時間外勤務、有給休暇など)を明確にしなければなりません。運行管理者は、それに基づいて自動車運転者が過労乗務とならないよう乗務時間を適正に管理することが必要です。

自動車運転者の労働時間等の改善のための基準とは

自動車運送業の運転手の労働時間については、手待ち時間や仮眠時間などを踏まえた労働時間管理が必要との理由から、厚生労働省によって「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」が定められています。

労働時間等の改善基準のポイント

事業別に改善基準のポイントとしてまとめられています。

  1. トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント
  2. バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント
  3. タクシー運転者の労働時間等の改善基準のポイント

これらの改善基準のポイントとしては次のことが挙げられています。

1.トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント

  • 拘束時間・休息時間
  • 拘束時間の限度
  • 運転時間の限度
  • 時間外労働および休日労働の限度
  • 特例

トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイントについてはこちらをご覧ください。

2.バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント

  • 拘束時間・休息時間
  • 拘束時間の限度
  • 運転時間の限度
  • 時間外労働および休日労働の限度
  • 特例

3.タクシー運転者の労働時間等の改善基準のポイント

  • 拘束時間・休息時間
  • タクシーの日勤勤務者の拘束時間及び休息時間
  • タクシーの隔日勤務者の拘束時間及び休息時間
  • 時間外労働および休日労働の限度
  • ハイヤー運転者の時間外労働
  • 賃金制度等に関する基準
  • 特例

運行管理者、運転者必読!交通事故を起こさないための本

トラックの事故は、重大事故につながりやすいです。被害にあわれた方や荷主だけでなく、会社関係者など多くの人に影響を与えます。

運行管理者自身が交通事故に対して刑事責任を問われることもあります。

交通事故の防止は、運転者だけの問題ではありません。

運行管理者には、次のことが求められているのです。

  • 運転者と一緒になって事故の防止について考えること
  • 運転者の自覚を促し、手助けをする存在であること

運行管理者が知っておきたい交通事故の防止・安全運転の指導に役立つ書籍をご紹介します。あなたの運行管理業務にお役立ていただければ幸いです。

交通事故を7割減らすたった2つの習慣

交通事故を7割減らすたった2つの習慣

これまでの安全運転指導では身につかなかった交通事故を減らす具体的な習慣と交通安全意識が高まります。企業・団体の安全運転管理者にお薦めです。

著者: 江上喜朗
出版社: 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版)
発売日: 2013/5/1

Amazonでチェックする

 

ドライバーズハンドブック 交通心理学が教える事故を起こさない20の方法

ドライバーズハンドブック 交通心理学が教える事故を起こさない20の方法

事故防止のスローガンだけでは交通事故は減らない。交通心理学者が分かりやすく教える「なるほど」がいっぱい。ドライバー必読のハンドブックです。

著者: 長塚康弘
出版社: 新潟日報事業社
発売日: 2011/4/1

Amazonでチェックする

 

社長の決意で交通事故を半減! 社員を守るトラック運輸事業者の5つのノウハウ

社長の決意で交通事故を半減! 社員を守るトラック運輸事業者の5つのノウハウ

【実際の事例から、交通事故に効く「就業規則」を考える! 】
《交通事故半減のための5つのノウハウ》

(1) 長時間労働是正(残業時間削減、拘束時間削減)
(2) 荷主企業への協力要請
(3) 交通事故削減の仕組みの構築
(4) 人事評価制度の活用
(5) 交通事故削減のための「就業規則」の作成

トラック運輸業界では、ドライバーの長時間労働や過重労働により悲惨な交通事故が多発している現状である。
その一方で、トラック運輸事業者の労働基準関係法などの法令違反率は年々上昇している。

交通事故や荷役事故の発生要因は、長時間労働を筆頭にした法令の不遵守であり、「安全」を軽視した組織風土に根本的な原因がある。

本書は、「年間82件の交通事故を43件に半減した」トラック運輸事業者が実際に実施した、長時間労働の是正、人事評価制度の活用、就業規則の作成などの取組みを解説し、交通事故を削減するための仕組みを明らかにしている。

著者: 山本昌幸
出版社: 労働調査会出版局
発売日:2017/1/13

Amazonでチェックする