このページでは、トラック運送事業におけるグリーン経営認証基準について解説しています。
グリーン経営認証基準は、グリーン経営認証を取得するときに必須の取組項目です。
認証基準は全部で36項目あります。
グリーン経営認証を取得するためには、認証基準の36項目の取組ができていることが必要です。
燃費に関する定量的な目標の設定等①
エコドライブの実施に関する認証基準の一つです。
エコドライブを進めるためには、まず車両別に現状の燃費を把握することが必要です。
車両の走行距離や燃料の使用状況は、運転日報の情報や、給油時の伝票、帳票類などをもとに把握し、最低1カ月以上の平均燃費を算出します。
認証基準
走行距離および燃料の使用状況について、会社として把握している。
取組のポイント
1.燃費を把握する方法は問いません。
これから燃費を把握する場合は、少なくとも1カ月間の実績を把握します。
燃費の増減の要因を分析するため、次のような細かい把握が望まれます。
・車両ごとに、給油のたびに、走行距離、給油量を記録し、燃費を把握します。
・前月末の給油から今月末の給油までを1カ月として月間燃費を把握します。
2.確実な燃費把握のために、記録の抜け漏れが無いようにします。
3.把握した燃費実績はチェックリストの表1に記入し、燃費の改善目標を立てる基とします。
審査での確認ポイント
走行距離、給油量、燃費を把握していることを集計表等で確認します。
審査で確認する書類の例
- 走行距離・燃料使用量一覧表または集計表
チェックリストの表1の記載内容を裏付けるためのものです。