「事故防止対策マニュアル等の活用」は、Gマークの認定を受けるための評価項目「Ⅲ.安全性に対する取組の積極性」の項目のひとつです。配点は2点です。
輸送の安全に係る事故防止に資するマニュアルの策定及びそのマニュアルの日常業務への活用状況が判断されます。
判断基準
- マニュアル又はこれに準ずる規程等が策定されていること。
- 自社で作成したか、既製品を活用しているかは問われません。
マニュアルの記載事項
下記項目について、図解、写真や具体的事例により解説された内容が多数盛り込まれていれば、2点が加点されます。
項目 | 具体的内容 | |
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1 | 事故発生の状況 | 大型車の事故発生割合、事故の特徴、発生時間帯等 |
2 | 運転マナー | 譲り合いの気持ち、子供や高齢者等への配慮等 |
3 | トラックの特性 | 車間距離、視界、内輪差、車幅、死角等 |
4 | 速度特性 | 衝撃力、遠心力、停止距離、ハイドロプレーニング現象、視野、安全な速度と車間距離等 |
5 | 安全運行確保 | 過積載の防止、飲酒運転の防止等 |
6 | 積載方法 | 積載制限、積み付け方法、固縛方法等 |
7 | 運転方法 | 交差点、単路、カーブ、坂道、踏切、高速道路等での運転及び走行方法等 |
8 | 体調管理 | 疲労防止、連続運転、休憩時間、健康管理等 |
9 | 気象条件 | 雨、雪、濃霧、風、荒天時等 |
10 | 日常点検 | 点検整備の必要性、日常点検のチェックポイント等 |
上記具体的内容が盛り込まれていないマニュアル、規程等については1点が加点されます。
- 事故処理、事故発生時の対応マニュアル
- 規律、心得の活用
- 危機管理マニュアル
- 緊急時対応マニュアル 等
運行管理規程など法令により作成が義務付けられているもの、フォークリフト等構内作業、荷扱、荷卸作業等に係る手順書等は対象外です。