運行管理者試験とは、事業用自動車の運行の安全に関する実務経験がない方が運行管理者になる資格を得るための試験です。
公益財団法人 運行管理者試験センターが実施しています。1年に2回、8月頃と3月頃に実施されます。
試験には、旅客と貨物の2種類があります。
2024年度(令和6年度)第2回運行管理者試験の概要
試験の日程
2025年(令和7年)年2月15日(土)~ 3月16日(日)
試験の方法
CBT試験で行なわれます。
> 『運行管理者試験のCBT試験について』
申請受付期間(申込期間)
2024年(令和6年)12月9日(月)~ 2025年(令和7年)1月15日(水)
申請方法(申込方法)
インターネット申請のみです。
運行管理者試験センターのホームページから申し込みます。
合格発表
2025年(令和7年)4月2日(水)(予定)
※試験結果通知書は発表日に郵送されます。
※希望者には、試験結果レポートも送付してもらえます。
試験会場
運行管理者試験の試験会場は、全国47都道府県にあります。
試験会場については、こちらをご覧ください。
>> 『運行管理者試験の試験会場について』
運行管理者試験の受験資格
貨物試験の受験資格
次の1., 2.のいずれかの要件を満たしている必要があります。
- 貨物又は旅客自動車運送事業の実務経験者
- 基礎講習(貨物)修了者又は修了予定の方
1. 貨物又は旅客自動車運送事業の実務経験者
試験日の前日において、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く。)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行管理に関し、1年以上の実務の経験を有する方
2. 基礎講習(貨物)修了者又は修了予定の方
国土交通大臣から認定された講習実施機関で基礎講習(貨物)を修了した方又は修了予定の方
旅客試験の受験資格
次の1., 2.のいずれかの要件を満たしている必要があります。
- 貨物又は旅客自動車運送事業の実務経験者
- 基礎講習(旅客)修了者又は修了予定の方
貨物又は旅客自動車運送事業の実務経験者
試験日の前日において、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く。)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行管理に関し、1年以上の実務の経験を有する方
基礎講習(旅客)修了者又は修了予定の方
国土交通大臣から認定された講習実施機関で基礎講習(旅客)を修了した方又は修了予定の方
運行管理者試験の出題内容
以下の出題分野ごとの法令等(法律に基づく命令等を含む。)について出題されます。
貨物試験の内容
出題分野 | 出題数 |
---|---|
(1)貨物自動車運送事業法関係 | 8 |
(2)道路運送車両法関係 | 4 |
(3)道路交通法関係 | 5 |
(4)労働基準法関係 | 6 |
(5)その他運行管理者の業務に関し必要な実務上の知識及び能力 | 7 |
合計 | 30 |
旅客試験の内容
出題分野 | 出題数 |
---|---|
(1)道路運送法関係 | 8 |
(2)道路運送車両法関係 | 4 |
(3)道路交通法関係 | 5 |
(4)労働基準法関係 | 6 |
(5)その他運行管理者の業務に関し必要な実務上の知識及び能力 | 7 |
合計 | 30 |
運行管理者試験の合格基準
次の1. 及び2. の両方を満たすことが必要です。
- 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
- 上記表の出題分野ごとの正解問数が、(1)~(4)は1問以上、(5)は2問以上であること。
(参考:運行管理者試験センター『令和6年度第2回運行管理者試験のご案内』)
年々難易度がアップしている
運行管理者試験に合格するための勉強方法
運行管理者試験は年々難易度がアップしてきています。合格点を取るには、しっかりと勉強する必要があります。一夜漬けの勉強で合格することは難しいと言えます。
ですが、めちゃくちゃ難しいというわけでもありません。独学でも十分合格することはできます。
こちら(↓)のページで、運行管理者試験に合格するための勉強方法やテキスト&問題集について、私自身の経験を踏まえてお伝えしています。ご参考にしていただければ幸いです。
> 『運行管理者試験に合格するための勉強方法』